シンカ 緊急指令マリベルさん


緊急指令マリベルさん




マドウ「マリベルを 何とかして 来い」




次の街への道すがら
マドウが道端の岩から顔を出す。


最初は従順だったマリベルさんは日に日に身勝手になっていき
最近では手を漬けられず、


お説教するマドウの顔を「うざい」と言って叩き潰してくるそうだ。
マドウ「石の顔を攻撃されると本体の顔も痛いんだが・・・」
それはお気の毒に・・・
というか、年頃の反抗期娘に手を焼く父親みたいだな・・・


マドウ「このままでは、マリベルを加えることによって『リソースを集中する』という私の完璧な計画が・・・」




ノワ「マドウ・・・むしろ・・・彼女がいない方が はかどる と思うんだけど」




ああ、身も蓋もない発言・・・



「なんですかコレ?」


行商人のシスナがひょっこり顔を出す。
しまった、まだ、居たのかこの子



「おお、なんですかこの石顔・・・この自然物はマニアに高く売れるかもしれませんよ」



マドウ「・・・おお、そうかな」
照れ気味のマドウ・・・



マドウさん・・・多分それ褒められてない・・・