ウツロ 休日と後輩のお尻


休日と後輩のお尻




『休日は何をすればいいんだろう』




などという贅沢な悩みが生まれたのはつい最近のことだ。
以前は仕事が終わらず、こっそりサビ残したりすることも多かったし、
そもそも休日は疲れ果てて寝ていることが多かった。


しかし、ミラと組んでしばらく経ついまでは
休みの日が多くなった気がする。
あの『切れ過ぎる刃物』は使い方次第で
とてつもなく早く仕事を終わらせることも可能にするのだ。
もちろんその逆もたくさんあったのだが、




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週末、
ミストクラノスの飲み屋街は
休日前の労働者たちでにぎわう。



ウツロ「休日の過ごし方にはマニュアルがない。どうして過ごせばいいんだ・・・」
同僚「お前・・・いきなり何を言ってるんだよ」



同僚「俺は明日、彼女とデートだからな、もう帰るぜ」
と言って帰ってしまう同僚・・・あいつ、女いるのかよ



全くもってけしからん



去り際にに
「お前もミラちゃんとデートにでも行って来たらどうだ」
とも言っていた・・・



・・・



ミラか・・・



余談だが
ミラはお尻もエロスだよな
後ろを歩いているとついつい目がそっちへいってしまう・・・
などという事実は心に締まっている。厳重に



まぁいいか
今日は週末だし、
明日はしっかり寝て英気を養おう。




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同刻、
ミラとケーリーも夕食を食べていた。


ちょっとドン引きされるかもしれないけど・・・


「ウツロ先輩は 胸板 がいい感じなんです」
私の理想の細マッチョ
触りたい、頬ずりしたい

なんてセクハラかな?ケーリー


ケーリー「・・・やってあげれば喜ぶんじゃないかしら」
興味のなさそうなケーリーさんの返事・・・


なんだか最近あしらい方が適当になってない?










休日と後輩のお尻




今日は休日



朝焼けのミストクラノスの街
朝靄の中を歩くミラ・・・
山を背にしたここからは街一面が見渡せる。




「本当に綺麗・・・まるで・・・この街が大空に浮かんでいるみたい」




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ウツロ先輩、ウツロ先輩、起きて下さい


ミラ、今日は休日だぞ


ちゃんとわかっていますよ




ぼっちの先輩のために一緒に過ごしてあげようと思いまして

やめろ








男の部屋に来るってことは・・・だな

意味はわかります







「・・・」




興がそがれた・・・朝飯食べに行くぞ



ミラが恨めし気に耳元でつぶやく
(さっきのは興が乗ってくるところじゃないですかね)




・・・



先行ってるからな

ああ、ちょっと待ってくださいよ







朝焼け
朝早いミラ

ミラのお尻



うるさい




興がそがれたってなんだ・・・緊張してろれつが回ってないな


乾いた笑いがこだまする



ああ、ミラ・・・今日の任務は何だっけな


今日は休みですよ


じゃあ、なんで居る


むー・・・居てもいいじゃないですか

ウツロの下宿先