ウツロ その関係を永遠にしたい

その関係を永遠にしたい




ミラージュ=イエールは考える。




冬が終わり、少し暖かくなったけど
まだ肌寒い。

魔法協会の異動の多い季節
別れの季節




支部長はため息をつく。
今年も本部への栄転はおあずけだそうで・・・



今年、私はいつも以上にドキドキしていた。
もしかしたら、ウツロ先輩と離れ離れになってしまうのではないか
そんな不安が頭をよぎる。



ミラ「頭をよぎる〜」
ウツロにぎゅっと しがみ付くミラ

ウツロ「・・・いいから離れろ」




支部に正式派遣された時のことを思い出す。



ドキドキしていた。



そしてウツロ先輩の・・・
「うわ こいつまた来たよ」
と言いたげな嫌そうな顔
・・・まぁ・・・すべてがいい思い出だ。



こんな毎日がずっと続くとは限らない・・・




私はこの関係を永遠にしたい。




・・・




無論、この関係が発展することは、さらに望ましい。
二回繰り返すが、さらに望ましい。


寒い日の朝、
一糸まとわぬ姿で体を寄せ合って眠る二人、
ウツロ先輩の胸板・・・
昨晩の興奮がおさまらなくて
もう一回キスを


いい・・・
それすごくいい・・・



ミラはウツロをじーっと見つめる。


「?」


ウツロは きょとん とした顔で ミラを見返す。













(・・・なんかごめん)