オリジナル小説(暫定版)
「だから、わたしは、この会社の係長なんだ!!信じてくれ!!」
秘書「はぁ・・・まあ、新人は倉庫整理から始めてください。連れて行きなさい!!」
強面の男達に連れて行かれる自称係長・・・
貿易都市は、
この地方の交易の中心あり、
あらゆる物産が集まる物流の交差点である。
巨大な船と巨大な建物が立ち並び、たくさんのひとで埋め尽くされていた。
その貿易都市でトップに君臨する貿易会社
その名も「鯨の王様(ホエールキング)」といった。
【社員募集:鯨の王様(ホエールキング)】
キロ「・・・これだ」
使い魔「悪魔退治はどうするんですか・・」
キロ「え?何か言った?」
面接中・・・
キロ「い・・・い・・・以前は、悪魔を退治していました!」
秘書「はは、おもしろーい」
キロ(目が・・・笑ってない・・・)
$$$
「わが社は、生まれや生い立ちなどでは差別いたしません。誰でも入社していただけます。」
メガネの秘書がメガネを2回くいくいと上げた。
(遠回しにさっきの面接不合格レベルだったって言われているように感じるな)
「では、わたしについて来てください」
綺麗なオフィスの更に下の
みすぼらしいオフィスの更に下の
倉庫・・・
キロ「え・・・ここ?」
秘書「ええ、新人は必ずここから業務をスタートします。」
社長
↑
役員
↑
部長
↑
課長
↑
係長
↑
一般社員
↑
一般運送員
↑
倉庫整理
秘書「とわが社の構造はこのように構成されております。出世は、年1回、上の身分の方の推薦と試験の結果で決まります。」
「こら、きりきり働け!!」
「ひいい」
キロ「・・・なんかムチ打ってるひとがいるんですが・・・」
秘書「気のせいでしょう・・・ではこれにて」
秘書はそそくさと上に登って行ってしまった。
本当に気の遠くなるように広い倉庫でたくさんのひとが荷物を運んでいる・・
「こら、きりきり働け!!」
キロ「ひいい」
・・・・
「おーし休憩!!!」