新 キロと13匹の悪魔

新 キロと13匹の悪魔



夜襲編



キロ「アーシェのことどう思う?」
使い魔「おそらく魔術で暗示をかけられたんでしょう。悪魔は首を落とされてもしにませんからそのまま放置していると考えられます。」


キロ「白い剣で刺せばどうなる?」
使い魔「記憶がもとに戻るでしょうね。やり方を考えないと逮捕されそうですけど」

キロ「うう」



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「ターゲットの部屋の照明が落ちた・・・作戦は予定通りに決行する。」


名うての暗殺者集団「灰カラス」全員がカラスの面をかぶり黒いマントを身にまとう。宿屋の主人を後ろから気絶させ、縛り上げて、クローゼットに押し込む。夜半過ぎ仲間を引き入れ、5人はターゲットの部屋の鍵を開け中に入る。


ベットにひとの塊を見つける。ゆっくりをベットを囲み剣を構える。合図とともに各急所に剣を突き立てる。ザシュ・・・この手ごたえは人ではない?


天井から何がが降ってきて、隣の仲間が倒れていることに気が付く。ターゲットに気づかれていた?

ターゲットは兵隊上がりだが、我々プロと比べては一般人と大差ない。このまま剣で切り伏せ・・・すごい圧力で壁まで突き飛ばされたことに気が付く。次の瞬間脳天に痛みが走り気を失う感覚だけを覚えていた。




使い魔「キロさんの予想通りでしたね。」
キロ「どうせ、神剣アーシェ卿がいなくなった白い剣の使い手なんて恐るるに足らずなんて舐められてたんだろうな」



キロ「アーシェがいなくても俺はちゃんと強い」
使い魔「まあ、ご主人は規格外な気がしますけど」

キロ「それは否定しない。」



キロ「よし、アーシェを置いていこう。」
使い魔「・・・」

キロ(アーシェは幸せそうだったし、もうカルデラの英雄に余計な重荷を背負わせることないんだから)