はたく 【異世界蹂躙編】 正教会

はたく 【異世界蹂躙編】 正教会




異世界の敵勢力




正教会
異世界の東の地方で崇拝者が多い宗教である。長い崇拝の歴史の中で教会は権力、軍隊を保持し一大勢力となっていた。

オーミーの魔法学校のある地方にも正教会は存在し、最近、教会トップである司教様が代替わりをした。司教の名前は『ベルデア』といった。



ベルデア『異教徒に制裁を・・・』
ベルデアは声高らかに聖騎士長に演説する。


ベルデア『近頃、街では魔女の薬なるものが売られているそうではないか・・・』

騎士団長『ええ、とても効き目が良く・・・わたしなど長年患っていた腹痛が改善しまして・・・この地方に派遣されて本当に良かったなと・・・』



ベルデア『・・・馬鹿者・・・異教徒の薬を使うとは何事か。』



騎士団長『しかし、正教会の薬は何倍も高価で、効果も薄いです。・・・いえ、むしろ悪化するほどです。』



ベルデア『・・・馬鹿者・・・正教会の神の加護を愚弄するか?』
騎士団長『いいえ、めっそうもない・・・ただ、教義にも≪他宗派も同様に付き合い共存せよ≫とあります。お互いの良いところを認め合って共存していければ・・・良いのでは?』



ベルデア『・・・騎士団長、教会の名において命令する。今すぐ魔女の薬を製造する魔法学校と呼ばれる団体の制圧の準備を進めよ・・・』



騎士団長『しかし!!!』


ベルデア『黙れよ!!貴様は教会に・・・神に歯向かうというのか?』
騎士団長『・・・いいえ・・・めっそうもございません。』





魔法学校への制裁は『最も聖魔力が高まる満月の日』を待っておこなう。
それまでに準備をすすめておけ・・・





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同刻、こちらの世界
大海は今日はテレビゲームに夢中であった。



大海(ここでボス戦か・・・ちょっと準備が足りなかったかも・・・)



ボスは手ごわく・・・パーティーはほぼ全滅状態であった。



『こういち は トランス状態になった』



大海(・・・トランス?・・・そんな設定あったっけ?)


こういち は あいての攻撃を受流した
こういち の快進の一撃

こういち は あいての攻撃を受流した
こういち の快進の一撃
敵は全滅した・・・



大海「・・・おお・・・やった・・・」
こういち のトランス?のおかげで助かった・・・



トランス・・・孝一君のトランスと言えば・・・もうすぐ『あの満月の時期』か
孝一君の性格が変わって、白い煙みたいな圧迫感のあるモノが立ち上る季節・・・
孝一君曰く『はたく』の確率が格段に上がるらしい。



孝一君のお母さん曰く、
その時期の孝一君は何かしらをやらかすので近寄らない方が得策らしい・・・
今年は・・・何が起こるんだろ?