はたく 無駄な努力
無駄な努力はしない主義の孝一
休日、昼、昼食
孝一と母はテレビを見ながらそうめんをすする。
ある野球選手のドキュメンタリー番組・・・
「僕は毎日の素振りを欠かしたことがありません。今の僕があるのはそうした努力の結果でしょうか・・・」
Q.毎日素振りをすればいいバッターになれますか?
孝一「俺はそうじゃないと思う。」
自分に言い聞かせるように答える。
もし ただひたすらに同じことを繰り返すだけで いいバッターになれるのなら・・・
孝一「もう何年も壁を殴り続けてきた俺が『壁を破壊』できてもいいはずだ。」
母(・・・そこは『人間の能力の限界』という部分があるのではないかしら・・・)
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今日は『壁殴り日和』だった。
ノートを取り出して何かを書き始める。
壁が振動する確率はその日の体調と気分に大きく影響する。確率を上げるために何ができるか?
この間物理先生に相談に行ったときこう言われた。
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成功するときとしないとき・・・一見、無秩序に見えてそこには必ず法則性が存在する。要素を挙げてみろ・・・場所、疲労度、脈拍数、精神状態、それらを数値化して成功する法則を見つけるとかどうだろうか?
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【場所の要素】
これはもちろん重要だ。
いい壁は振動する確率も格段に上がる。
ずっとひとつの壁を殴っていても確率がどんどん落ちてくるのも検証済み
何より、限定された壁しか破壊できなければ・・・
『その壁を破壊した後』どうしようもなくなる気もする・・・破壊できれば・・・だが
弘法筆を選ばずというし・・・壁を選んではいかんとおもう・・・(以下略