閑話 裏☆魔法協会

閑話 裏☆魔法協会



話続き




シックなピアノの曲
黒の赤で統一されたほんのりと明りの灯る部屋

ピカピカと光るグラス・・・
お酒に酔って・・・少し熱っぽいアクアローナ様

ドレスのスリットから太ももがチラチラと見え隠れする・・・





そして、水魔法で捕縛されて動けない俺・・・
ウツロ「あの・・・どうしてこんなところに・・・」




アクア「実はですね・・・夜な夜なこの店の客から・・・『若さ』を吸い取っているのですよ・・・」




!?




アクア「あの・・・そんなに恐怖に顔をゆがめないで下さい、冗談、冗談ですよ?」

この人ならやりかねない・・・
と本気で思ってしまった。




$$$





なんだかんだ言って・・・俺はアクアローナ様を尊敬している。



魔法協会の総元締めドン・・・大親分だ・・・
彼女の意志こそが魔法協会そのものの意志であり、すべての組合員が働く理由・・・
魔法協会の誰もが彼女を恐れ敬い慕っている・・・
出来ればずっと雲の上の人でいて欲しかった気持ちはあるけれど・・・


よし、今日はアクアローナ様を『よいしょよいしょ』していい気分になって帰ってもらおう。
接待するのも社会人の務めだしなッ





ウツロ「アクアローナ様・・・あなたのことを尊敬しています」






アクア「ミラは・・・あれで奥手ですからねぇ・・・ウツロさんからもっとリードして・・・あげるべきだとおもうんですけれど・・・」


アクアローナ様は既にへべれけに酔っていた・・・
聞いてねぇ・・・














アクア「ちょっと・・・ウツロさ〜ん・・・聞いてましゅ?」




(・・・あれ・・・いつからそんな話になったんだっけ・・・)