マリルリ討伐隊への加入
「明日こそは、憎き怨敵 『狂女マリルリ』 を討ち果たさんことを!!!」
濃ゆい顔の強面の男たちが怒声をあげる・・・その中に混じる子供と巨大黒猫
マリルリさんを仲間にすべく
訪れた村で足止めを食らう。
「この先は危険な狂女が居るから近づいては駄目だ」と
ノワ(シンカ・・・蹴散らすことも やむなし だよね?)
とはいえ、善意の好意に暴力で返すのもいかがなものか・・・と思いあぐねていた所
「もしかして君たちは・・・マリルリ討伐隊への加入をご希望かな?」
・・・当たらずも遠からずってところだろうか
・・・むしろ仲間に加えるために来たんだが
「初めて見るが、君は 魔獣使い なんじゃないか?・・・強そうな『黒豹』を連れている」
ノワ(シンカ、シンカ・・・黒豹、黒豹だって・・・なんだか照れるなぁ)
ノワールさんはその評価にご満悦だった。
黒豹・・・微かな記憶をたどる・・・あれはもっともっと小さいと思うんだが、こんなにごっつい黒豹が居たら怖いだろうに
そして一団は細い森の道を進軍する。
「おい聞いたか?」
「今回の件を重く見た聖教会が聖騎士レスタール様を派遣して下さるらしい」
「本当か」
「これは百人力だな・・・」
・・・聖騎士レスタール?
・・・なんだか嫌な予感しかしないんだが
ノワ「きっとみんなの力を合わせれば、マリルリを倒せるよッ」
やる気満々のノワールさん・・・本来の目的を忘れていないことを切に願う。