オリジナル小説

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キロ「でもこの件は完全に悪魔関係ないような気がするんだけど」
使い魔「本当にキロさんは最悪ですね」
キロ「何回も最悪って言うな」
キロは涙目になった。


使い魔「こういう小さな相談に真剣に対応しないとクライアントから信頼されませんよ」
キロ(なんで説教されてるんだろ・・)



・・・・・



使い魔の説教ののち次の日もう一度食堂の女性(シルさん)を尋ねると
店長から今日は休みをとっていると聞かされた。
そして、その次の日彼女に会いに行くと彼女は豹変していた。
もう暗い顔をせず、笑顔であった。
もう何の不安もない顔、笑顔ではあるが合理的な作り笑顔のように感じた。
おそらく、このような顔を『仕事ができるひと』の顔というのだろう。



キロ「こんにちは、この間は、申し訳ありません。もう一度しっかりとお話を伺いたいのですが」
シル「こんにちは、もうお話を聞いてもらう必要はありませんんわ。昨日そのシスターさんのところに行ってきましたけれども本当に賢く優秀な方でした。どうしてあんな疑いを持ってしまったのか疑問です。」
キロ「へ?はあ」
この間の感情的な彼女とは180度性格が変わっているように感じた。
シル「もう、いいかしら、無駄話で時間を浪費するのは合理的ではありませんので」



・・・・・・



キロは広場の木陰で休んだ。
キロ「なんか別の人みたいだったな・・・」