はたく 【月江さん編】
三島翔平と月江君恵は幼馴染だった。
でお互いクラスカースト1位だった。
翔平、いないって意地はったけど・・・本当はいるんだ・・・好きなヒト・・・
水上孝一って名前なんだけど・・・
三島は耳を疑った。
三島「水上って・・・あの?」
月江「そうよ・・・そんな言い方は止して、彼に失礼だわ」
それは中学3年のとき
満月の夜・・・
孝一「・・・壁・・・壁・・・いい壁は・・・どこだ・・・」
うめくような低い声
三島「ホラー話なのか?」
素敵だった・・・
月江は孝一に朝のあいさつを言う機会をうかがっていた。
月江「・・・お・・・お・・・おは・・・おおは・・・」
引きつる顔、舌足らずに声が出てこない・・・
三島「・・・おい・・・大丈夫か?・・・お前に初めて話しかける内気な男子みたいになってるぞ」
月江「うるさいわね・・・放っておいてよ・・・死にたい・・・」
最近、水上と仲がいい豆太が羨ましかった・・・
じーっと豆太をにらむ。
豆太(・・・やべぇ・・・月江が俺を見ている・・・これって・・・これって・・・俺に気があるってことなんじゃ・・・)
そして、勘違いする豆太