急な来客対応

急な来客対応




サリアーデの本部来訪




【七賢人まとめ(5人まで)】
水の七賢人:アクアローナ ちょっとお節介な女性
火の七賢人:グレン    クラフトの憧れの男
鉄の七賢人:サリアーデ  アクアローナ大嫌い
木の七賢人:マクラーレン パンツ一丁
闇の七賢人:トウカゲ   トウカゲちゃん可愛い






「リグレット!・・・今日は・・・鉄の七賢人サリアーデ様が来訪されるんだけど・・・事前に連絡が入ってるよね?」






【年に一度のサリアーデ本部来訪】
サリアーデは剣、槍、鎧の骨董品の収集を実益+趣味にしており、年に1回、首都リムガントの骨董業者と直接やりとりするために魔法協会本部に来訪する。
※サリアーデは必ずアクアローナが不在の時を確認してやってくる。



リグ「・・・え・・・マジで・・・」



あ、ホントだ普通にスルーしてた・・・まずい・・・
グレン様にサリアーデ様が来るときは『会いたくないから必ず連絡するように』って言われてたのに・・・
このままではグレン様とサリアーデ様が鉢合わせになってしまう・・・




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サリアーデは本部の廊下を歩く。



サリア「・・・ふむ・・・ひさしぶりじゃな・・・本部は・・・」





木の七賢人マクラーレンが全裸でダッシュしてくる・・・
マク「サリアーーー久しぶりだなーーーー」



サリア「寄るな変態が!」


サリアは数本の剣と槍を操り、マクラーレンに突き刺す。
マクラーレンは間一髪上手く避けたようだった・・・


マク「はは、相変わらずのお転婆ぶりだな・・・ははは」


リカルド「よろしいのですか?」
サリア「捨てておけ」






協会本部の廊下でバッタリとサリアとグレンが出会う。
グレンの後ろには偶然クラフトも歩いていた・・・



サリア「・・・」
グレン「・・・」



滝のような汗をかくグレン



サリア「おお・・・久しいな・・・グレン坊」



クラフト(グレン坊?)



グレン「その呼び方は止してもらおう・・・」
サリア「はは・・・グレン坊よ・・・以前の様に・・・『サリアお姉ちゃん』とすり寄って来ても良いのだぞ?・・・くくく」



グレン「昔の話をするなぁあああ」



サリア様に・・・グレン坊と『ボウヤ扱い』を受ける俺の憧れの人・・・ああ・・・ああ



クラフト「・・・」
リグ「ああ、遅かったか・・・」

クラフトは悟った目をして・・・リグレットに話す。

クラフト「リグレット・・・ひとつ宣言しておく・・・」
リグ「?」



クラフト「どんなグレン様だろうが・・・俺の尊敬は薄れないッ」




リグ「私に宣言されてもねぇ・・・」




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「リグレット!・・・大変よ・・・今日のアクアローナ様の出張・・・急にキャンセルになったって!」

リグ「・・・ええッ」



その数分後、魔法協会本部は大変なことになった・・・













【魔法協会 来客対応】
魔法協会本部には様々な来客が代わる代わる来訪する。
来る人のグレードに合わせて紅茶の茶葉を高級にするかどうか悩んだり、お茶菓子を選んだりと大変である。厄介そうな人はいかに早く帰らせるかも腕の見せ所である。