ウツロ ご趣味はなんでしょうか?


ご趣味は・・・



「ご趣味は何でしょうか?」



ミラの突然の問いかけだった。

ウツロ「?」
ミラ「やっぱり・・・お互い共通の趣味とか・・欲しいな・・・と」



・・・まぁいいけど



釣り?・・・いやこれは人に言えないな・・・
じゃあ・・・読書かな・・・



ミラ「・・・読書ですか・・・」
なんだか不満そうなミラ


ミラ「私・・・勉強以外で文字の本を読むのは・・あまりしないですね・・・」



むー・・・



ミラ「じゃあ・・・寝る前にベットでウツロ先輩が 優しく読み聞かせをする というのはどうでしょうか。」



ミラ「ちょっと・・・恋人っぽいですよね」
それ・・・恋人じゃないくて・・・父と娘な気がするが・・・



ミラ「読んでくれる本は、ウツロ先輩の部屋に隠してる、ちょっとエロスな小説でもいいですから」


何で知ってる・・・
つーかしっかり中身読んでるじゃねーか
戸惑うウツロ





$$$






「私の趣味は・・・可愛いモノですかね」
それって趣味なのか



それでいうと・・・
俺という存在は・・・ミラの趣味に合わないわけだな・・・
なぜなら性格がねじ曲がっていて可愛くないからな




ミラ「・・・」
ウツロ「・・・」




ミラ「ウツロ先輩は・・・可愛いですよ?」(真顔)
・・・なんだと




そんな感じで過ぎていく休日の午後