まんが日本むかしばなし

 ぼうや〜よいこでねんねしな〜


 いいな〜いいな〜にんげんっていいな〜


で有名なあのアニメです。
さいころ見ていて本気で怖い話もたくさんあったのですが
その中で今でもなぜか覚えている話について・・


〜貧乏神の話〜
 むかーしむかしあるところにとても貧しい百姓一家がおりました。働けど働けど生活は一向に楽にならないので一家はどこか遠くの土地に逃げてしまおうと考えました。

 
 ある朝納屋をのぞくと見知らぬ薄汚い老人が納屋の中で草履を編んでいました。何をしているのかたずねると



「自分はこの家に憑く貧乏神で、近々ここの一家が引っ越すそうなので自分も旅支度をしているんじゃよ。」といいました。


 一家は「どこへ行っても貧乏神が付いてくるのならどこへ逃げても同じじゃないか!」と引っ越すのをやめました。


 それから生活は苦しいままだったけれど以前より少し楽になったとさ。

〜おしまい〜

そのときの貧乏神がかわいくて今で言う「萌えキャラ」だったようなきがする・・・