オリジナル小説

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人の痛みを吸収する悪魔
彼は以前は正義感の強いだけの普通の人間であったが、
ある人物の手によってめでたく悪魔としての能力を手に入れたのだった。



彼はたくさんの人の痛みを吸収した、その痛みはすべて自分が引き受けた
しかし、彼は満足していた。
人の役に立つことが彼のすべてだったから・・・



ある日、彼が人の痛みを吸収しよううとするとその人物の痛みがさらに増加してしまったことに気が付いた。
なぜだ?
汚れた手で持った物が汚れてしまったように
彼はすでに人の痛みを吸収するどころか、痛みを与えることしかできなくなってしまったのだった。
彼は、自分に絶望し、今現在、下水道に引きこもっている。


町の人々は彼を化け物とののしり、排除するために捜索している。


フードの人物「探したぞ」
人の痛みを吸収する悪魔「ああ、あなたか」
フードの人物「引きこもる必要なんかないだろう?、誰も悪魔であるお前に勝てないんだから」
人の痛みを吸収する悪魔「逃げるために隠れているのではない。」


フードの人物「まあ、いい、町の自警団なんかに怯える必要はないが、『白い剣の所有者』に気を付けることだ。ちょうどこっちに向かってきてる。カルデラの国に封印されていた12匹の悪魔の魔力を吸収してまだ生きてるイカれた男だ。」


フードの人物「そいつに魔力を吸収されたら、お前の能力はすべてなくなってしまう。」


人の痛みを吸収する悪魔「・・・それは困る、私はもっと人々を助けたい、人々の役に立ちたいんだ。」


フードの人物「そう思うなら・・・白い剣の所有者を倒してしまうことだ。」