はたく 暑い日の壁殴り

はたく 暑い日の壁殴り




暑い・・・




今日は猛暑日で最高気温が35度らしい・・・

こんな日の壁は太陽の熱を吸収してとても熱い。
汗がダラダラ垂れる。



暑い・・・




大海「・・・こんな暑い日に・・・ひなたの壁を殴らなくても・・・」
大海は麦わら帽子にワンピース姿であった。




孝一「暑い時に汗をぬぐいながら熱い壁を・・・寒い時にかじかむ手をさすりながら冷たい壁を・・・それが風流というものだ・・・」




大海(全くわからないけど・・・)





孝一はめまいを起こして倒れた。
大海は日陰に移動させて冷たいタオルを額に置く。


孝一「・・・すまん・・・もう強がって、背伸びするのは 止めるよ・・・」
大海(背伸びだったんだ・・・)




日陰でスポーツドリンクを飲む大海・・・





大海(こういう時はひざまくら・・・とかした方が・・・そう・・・頭を高くするためだし・・・別に下心とかないし・・・)




大海が思い悩んでいる間に孝一はすっかり回復して元気になっていた。
大海(・・・ち)



孝一は改めて大海のかっこをまじまじと見た。
ミニスカートは少し目に毒だ。

孝一「・・・夏っぽくて涼し気だけど・・・ちょっと布の面積少なくない?」



大海「それって・・・浴衣の方が・・・いいってこと・・・かな?」
孝一(何を言ってるんだ・・・この子・・・)

気づくとあたりは夕方になっていた。