はたく クラス構成と文化祭企画


クラス構成と文化祭企画



クラスの出し物は・・・




高校一年、同じ高校ではあったが、
孝一と大海のクラスは別々だった。
ちなみに
月江君恵と孝一は中学2年、中学3年、高校一年と同じクラスだった。



本日、
ホームルームちょうど文化祭の出し物決めをおこなっていた。



先生「えーっと文化祭の出し物を・・・誰か案のあるものはいるか?」



ぱっとした案が出てこず、息詰まる教室内・・・



「はい」
予想もしない人物が手を挙げる。
村雨風切だった。


(え、風切さんが手を挙げた?)
(ホームルームに居ることも珍しいのに・・・)


クラスに緊張が走る。




「はい、居合い喫茶はどうでしょうか・・・」





居合い喫茶?!



(なんだそれは・・・)
(なにそれ?・・・)
(え、わかんない・・・)



私と剣術勝負して勝ったら、お茶できる喫茶店 と説明する風切



この提案が風切さんの『高度なジョーク』だと誰もが思っていたが・・・
どうやら本気のようで誰にも見せたことがないようなわくわくした顔で周囲の反応をうかがう風切



先生「・・・」
泣きそうな目で大海を見る先生
大海(先生・・・『どうすればいいんだ』みたいな視線を向けるのをやめて下さい・・・)


先生「その・・・死傷者が出たら危ないじゃないか・・・」

風切「その辺りは手加減できるのでご安心下さい。・・・半殺し程度にとどめますよ。」
安心要素がどこにもないんだが・・・




$$$




その頃、孝一のクラスでは・・・



孝一「先生、壁殴り喫茶は・・・」


テスラ「却下です。」
にこりと却下するテスラ先生だった。