【大海さん覚醒編】もし孝一が敵になったら


【大海さん覚醒編】もし孝一が敵になったら




休日





大海はドラゴンテイスト30のゲームソフトを立ち上げる。


「よし、ボスまで来たぞ、頑張ろう」



さいみんじゅつし が あらわれた。
さいみんじゅつし は さいみんじゅつ をつかった。
こういち は あやつられた。



そんな・・・孝一君が・・・いや、ゲームだけども・・・
何かアイテムあったっけ・・・





どうする?・・・どうする?・・・





パーティーはぜんめつした・・・



ああ・・・



大海はコントローラーを置いてストローからカフェオレを飲む。




私は攻撃できなかった・・・だって、大切な仲間だし・・・
もし、現実で、孝一君が敵になったら・・・




私は・・・どうするだろうか・・・




わからない・・・






$$$







テスラは都心のFBAの事務所で声を上げる。

テスラ「はぁ?・・・国際指名手配犯がニホンに入った?・・・情報が遅すぎます・・・」
「すまない・・・ウチの隊長・・・最近ぼーっとしているというか様子がおかしくてな・・・」
テスラ「いつもそんな感じでしょうがッ」



ゲスパ=ローロル
自称催眠術師・・・なんだこの肩書・・・



テスラ「催眠術ってふざけてるんですか?」

「いや・・・本当のことらしい・・・奴は怪しげな魔法で・・・各国の重要機密を盗み出す、実際それで国家間の抗争にまでなっている・・・」



テスラ「・・・」



「科捜研の話だと・・・催眠術にかかった人物は、ぼーっとして魂の抜けたような状態が続くということだ・」



テスラ「まさか・・・ウチの隊長もやられたっていうんじゃないですよね?」
「そういえば、前に怪しげな人物を本部の中まで見学させてたな・・・あれは秘匿要人だとか言ってたが・・・」
テスラ「はぁ・・・勘弁してくださいよ・・・」



「とにかく、お前も気を付けてくれ、奴を見かけたら捕縛を最優先にすること・・・いいな」
テスラ「・・・了解」




テスラはため息をつきながらコーヒーを飲む。
・・・なんだか嫌な予感がする









ゲスパ=ローロル




「あなたは感性が鈍くになっているから、効果がないのよねッ」

褒められているんだろうけど・・・遠回しに馬鹿にされている気がする。

いえ、全く褒められてはないですよ、ユズハ師匠











実際にその状況になって・・・答えはひとつだった・・・



私が・・・


私が・・・守る・・・



「私に行かせてください」
「大海ちゃん・・・体から『白い煙』が出ているけれど・・・」

「?・・・そうなんですか?」