調子のおかしいミラ


調子のおかしいミラ




※話直後




『れでぃーす』に絡まれた翌日、北支部にて・・・
ミラの様子はおかしくなった。



ミラ「!」



俺と目が合うと
顔が真っ赤になって湯気を出し
焦って物陰に隠れて、そそくさとどこかへ去ってしまう。




ウツロ(今日はどうしたんだ?)





ケーリーさんも・・・ミラの様子がおかしいことに気づく。



ケーリー「・・・ミラ・・・今日はどうしたの」
ミラ「・・・ケーリー・・・」




ミラの話・・・
昨日、ウツロさんに
レッドスカーレットのリーダーだったことを褒められたらしい・・・
その後から・・・
ウツロさんの姿を直視できなくなり、
見ようとすれば、顔が熱くなって、心臓がバクバクいって収まらないそうだ・・・




ミラ「私・・・何かの病気なのかな?」





ケーリー「・・・」
ええ・・・それ 私に説明させるの・・・



ああ・・・
私も人の事を言えた立場ではないけれど・・・



私たち・・・もう結構いい歳なのよ?・・・そんな大人でいいのだろうか・・・



同期のマールって覚えてる?
もう結婚して、近々子供が生まれるらしいわ・・・




ケーリー「・・・」
ケーリーさんはミラの頭をよしよしと撫でつつため息をついた。





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さて・・・
紅茶も飲んだし
目もだいぶ覚めてきたな・・・
そろそろミラと仕事へいくか・・・



ウツロはケーリーさんに呼び止められる。



「ミラは・・・体調が悪いみたいなので休ませます」




ウツロ「まぁ構いませんが・・・ミラは何か病気なんですか?」





ケーリー「・・・」
ケーリーは複雑な顔をした・・
ウツロにはそれがにらんでいるように見えびくっとしてしまった。





「・・・め・・・メンタル系の・・・病気みたいです・・・」

ごめんね、ミラ・・・
ここで『あなたに恋わずらいをしているんですよ』って言えれば100点だったんだけど
これが・・・私の精一杯だ・・・


・・・ああ・・・私頑張った・・・










ケーリーさんとお泊り














ミラがおかしい・・・



いつもおかしくないとは言わないけれど
今日は輪をかけておかしい








どうしようケーリー・・・ウツロ先輩の顔・・・見れない

























なんだか苦い顔をしているケーリーさんだった。













・・・今日は大事をとって休ませますので・・・」




そういえば、同期のマルシェはもう二人目の子供が生まれるらしいけれど・・・







恋わずらいっていう病気みたいですね・・・