ウツロ ケーリー苦悩の日々


大人なミラとケーリーの調子





「ミラちゃん最近美人になったよな」





同僚君の発言にケーリーは目を丸くする。
「男ウツロを知ったミラちゃんか・・・」
多分知らないと思うんだけど・・・


『恋をすると女性はキレイになる』なんていうけれど
ミラがそうだというのだろうか。
ははは・・・面白い冗談だわ
からしたらまだまだ『鼻たれ小僧』にしか見えない。



改めてミラを見る。




・・・





不覚にも・・・
髪を掻き上げる上品な仕草にドキッとしてしまった。

ミラ「?」



ケーリー「一瞬ミラが・・・大人の女性に見えた」



ミラ「もー、いつもそうでしょ?」
あ、戻った





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午前中、
地図を見ながら相談するウツロとミラ・・・


ケーリーはその様子をなんとなく眺めていた。


二人の肩が自然と触れ合う

ミラ「!・・・ウツロ先輩ごめんなさい」
恥ずかしそうに赤くなるミラ・・・

ウツロ「いや、別に」
少し照れ顔のウツロ・・・え、何その初々しい反応





ドサドサッ!!





ケーリーが書類の束を落とす。

大きな音に支部の皆は驚く
ごめんなさい、
手が滑って・・・



とても動揺していることに驚く・・・



嫉妬などではもちろんなく・・・これは
ストロベリー空間に自分の体が耐え切れなかったと表現すべき


学生の頃、喫茶店カフェテラスでバイトしていたことがあるが
店長が『店内恋愛禁止』と言っていた意味が今ならわかる気がする・・・



ケーリー「・・・」



私の調子は狂わされてばかりだ。






なんだこれ、なんだこれ・・・


ついイラッとしてやってしまった。