悪いけどその人には先約がいるから
前回続き
魔法協会本部の女子寮でミラはため息をつく
ウツロ先輩はモテるかもしれない
アレクちゃんも気になっているみたいだし
もしかしたら・・・もう彼女がいるかも
あああ
・・・今は多分いない。
だって彼女がいたらあんな 「荒すさんだ目」をしないもの
こんな日々を過ごしている間に誰かに盗られたらどうしよう・・・うう
ああ・・・
あああ・・・
不安になる不安定になる・・・
ん・・・
待てよ・・・
私は何か見落としていないだろうか
私の足りない脳がフル稼働する。
ケーリーだ・・・
ケーリーがウツロ先輩を見る目付き・・・
なんだか尋常じゃなかった・・・
※嫌っています。
もしかしてウツロ先輩のこと・・・
・・・
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ケーリー:ウツロさんのことはなんとも思ってないわ
というか魔法の書の私的利用は推奨されないってあれほど・・・
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良かった・・・
思い過ごしだった
小躍りして喜ぶミラ
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ミラ:お互い表面上は憎しみあっているけど、
ホントはあいつの事気になってるよよね
みたいな「ツンデーレ」的な何かじゃないよね?
ケーリー:あり得ない
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その頃ウツロは
ウツロ「女にモテたいなぁ」
同僚「その卑屈なため息やめろよ」
今日も荒んでいるウツロの目
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ミストクラノスの近くで仕事だ。
隊長「絶対に魔法使うなよ、絶対だからな!!」
うーんそこまで念押ししなくても
まずいこのままじゃ週末こっそりミストクラノスに行くという計画が・・・
うらぁ!!!!
うわこいつまた会っちゃったよ
って顔されたらどうしよう
ウツロは「うわ、こいつまた会っちゃったよ」という顔をした。