ウツロ ウツロお兄ちゃん

孤児院にいた頃のミレスの話




いつもいじめっ子から守ってくれるウツロお兄ちゃん




わたしは『あくじょ』かもしれない



おとこ を りようすることしか かんがえていない あくじょ だ
ウツロお兄ちゃんに嫌われてしまうかもしれない
(※ウツロに守っているという意識はない)



ミレス「わたしは あくじょ かもしれない・・・どうしようウツロおにいちゃん」



ウツロ「?」



・・・おませな年頃なのか?


ウツロ「まぁいいんじゃないか・・・『いい女は悪女なくらいがいい』と この小説にも書いてあるし」
ウツロはミレスの頭をポンポンと優しく叩く。


おお・・・そうなのか・・・



ニコニコとウツロの腕にしがみつくミレス・・・



だが、守られているばかりでは駄目だ・・・
いつか私がウツロお兄ちゃんを守ってあげるんだ・・・



わたしは いしきがたかい いいおんな なのだから・・・