オリジナル小説

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コンビニ強盗討伐反省会




孝一は連続コンビニ強盗を検挙したことで町の警察署から表彰されたのだった。
学校でも朝礼の後に運動部の後に表彰された。

「あれ、まさか・・」
「近所で有名な不良の・・」




少しは孝一の名誉もしくは母親の孝一への不信感が改善されただろうか・・・
孝一はなんとも釈然としなかった。



次の日道場では、ユズハ師匠が和菓子とお茶を用意してくれた。

ユズハ「まあ、まあ、本当にコンビニ強盗を撃退するなんて夢にも思わなかったわ。」
孝一「・・・・」
ユズハ「あら、どうしたの?もっと嬉しそうにするかと思ったのに」
孝一「全部、師匠の予想通りって訳ですか・・・」


ユズハ「そうね・・・100点中の20点ね。」
孝一「うぐ」
ユズハ「犯人に武術の心得があったとはいえ、真田流が先読みされてやられかけるのはねぇ」
孝一「・・・」

ユズハ「なんというかダサい、ないわーマジないわーという感じよ」
孝一(なんでそこだけ、チャラ男風なんだよ)



ユズハ師匠と孝一は和菓子とお茶を黙々といただいていた。



ユズハ(・・・孝一君には荷が重い仕事だった。それにしても、あのときの動き・・・なんだあれ?)