怪しい集団と宝石
その翌日・・・
朝・・・
目が覚める。
カラスの鳴き声がうるさい
ん、ここ死体置き場か・・・
かなりの腐臭に鼻が曲がるはずだが・・・感じないな
俺自身が既に死体かもしれない・・・はは・・・否定できない・・・うう
死体が軽く埋められており、
いくつかはカラスに掘り返されていた。
俺の体はカラスに啄まれなくて良かった良かった・・・すごいこと言っている気がするが
ええと・・・昨晩は何があったんだっけ・・・
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夜の街は・・・芯から冷えるように寒い
暗い道をゆっくりと進んでいく・・・
中心街から少し離れた所に廃墟があった・・・見たところ廃教会と言ったところか・・・
中からゆらゆらとロウソクの灯りが見える。
黒いローブに全身を包んだ集団が・・・中央の人物を囲んでいる・・・
お前の娘は俺の子か?
そうです。
婦人の目がつぶれる
ぎゃあああああああああああ
嘘だと・・・なぜだ・・・なぜだ・・・
嘘をつくことは大罪であると邪神様はそうおっしゃられているぅううううううう
うわああああ
びっくりして木から落ちてしまった。
なんだ貴様は?
あの男の持っていた杖の先には確かに・・・おかしな色の宝石が・・・
やったー俺の勘大当たりだな・・・
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そうと決まればもう一度街に・・・
・・・
・・・どうやって街に入ろう
・・・昨日一度街に入った俺がもう一度入ったら不自然だよな
・・・覚えられていないかもしれないが・・・
シンカはノワールさんを探して壁を飛び越えてもらうことにした。
俺は・・・嘘は悪いことだと思わないけどね・・・知らなくていいこともこの世には多い気がするし
そう・・・この言葉に・・・嘘はない
ローブの人物たちに囲まれて刺殺される・・・
背中を刺されるシンカ
墓場に捨てられる・・・
死んだ、生き返る、シンカ
人間とは違う、
ご飯も食べる必要がない
眠る必要もない
疲れない
恐怖を感じない
死なない
強い
発情しない