でもやっぱり恥ずかしい過去
お昼頃・・・北支部事務所にて・・・
「ミラは恋愛経験とか豊富そうだしな・・・」
同僚にこっそり話すウツロさん
ケーリー「・・・」
ケーリーは危うく紅茶を吹き出しそうになった。
ミラの昔を知っている私は・・・『そんなはずもないだろう』と思うのだが・・・
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私は『れでぃーす』のリーダー、スカーレットの魅羅だ・・
世間で不良と呼ばれる存在・・・
良くないことだって分かってる。
メルビアお姉ちゃんにも
「その歳になって幼稚な行為はやめなさい」
って言われるけど・・・
(アクアローナ様は「なるほど、そういうのもあるのですね」と言っているけど)
「私にだって・・・通したい意地があるッ」
「リーダー!!」
「リーダー!」
「ぱねぇッス、リーダー!」
そう、私は悪くない
悪いのは世の中だ!!!
そんな時・・・私は・・・奴に出会った・・・
風紀委員長で、腕の立つ魔女だと聞いていた。
成績優秀、学年1位、大人からの人望も厚い・・・
まさに私の倒すべき敵だ・・・
1vs1でケーリーに挑んだ私は・・・
雷速ライトニング
ケーリーの動きを捉えられず、
背後から電撃を食らい・・・一撃でノックアウトしたらしい。
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ミラ「・・・でも、やっぱり恥ずかしい」
ミラは不良でグレていた頃の自分を語るのをひどく嫌がる。
ケーリー「今となっては可愛らしい笑い話じゃない?」
ミラ「・・・」
ミラ「もしかしたら・・・私への好感度が下がってしまうかも・・・怖いし」
そんなことで嫌われるはずもないと思うけれど
(今が好かれているとは言ってない)
よくわからない意地だな・・・
・・・
まぁ・・・私も・・・
あまり人の事を言えた義理ではないけれど・・・ね
少し耳が痛いケーリーさんだった・・・
ケーリー=エクセルは考える。
恥ずかしい過去、よくわからないこだわり・・・
他人から見れば、どうしようもなく下らなく、意味のないことでも
当人にとっては・・・『何より重要な事』であったりする。
・・・人の心はよくわからない