ノワールさんは堂々と歩きたい
街を目指すことになった・・・
街道を通って行けば街もあるはず・・・ということで・・・
ノワ「隠れているのも飽きたし、ボクも堂々と歩きたいな」
シンカ「え」
「四本足だったら、首の長いのが、そこの街道をたくさん通っているじゃないか」
馬のことか・・・確かにそうだけど・・・
ノワールさんはそこから一回り大きいし・・
ノワ「その偏見という色眼鏡は外すべきだよ」
ノワールさんそんな言葉どこで覚えたの・・・
「後ろめたそうにするから怪しいんだよ。堂々と「何か問題でも?」って顔をしていれば意外とバレないと思うよ・・・ボクは・・」
俺もノワールさんにはお世話になってるし、協力することはやぶさかではないけれど
ノワールさんの提案でシンカはノワールさんに騎乗して街道を行くことになった・・・
ノワールの背にまたがって街道を進む・・・
ちらほらと道行く人にすれ違う・・・
・・・
・・・・
ほら・・・すごい訝し気な目を向けられているよ・・・ほら・・・
悲鳴上げて逃げようかどうか悩んでいる目だよ・・・
・・・
・・
「ね、大丈夫だったでしょ?」
・・・大丈夫だろうか