【行商人編】ツンデーレ教総本山
あの山は・・・
行商団の進む先
霧深くぼやけた黒い山が見える。
あれはマダラーマ山と言って『ツンデーレ教』の総本山、
たくさんのツンデーレ僧たちが日夜厳しい修行をおこない信仰を深めているらしい。
カルロ「今から ふもとの街で商売するけど、もめ事を起こさない様に注意すること」
下手なことしたら全面戦争になりかねないから・・・
カルロ「例えば街でツンデーレ僧に出会ったら・・・こんな感じでお辞儀をする」
そして『あなたの道を教えてください』と聞かれるので応対すること
あなたの道?
カルロ「60:40とか50:50とか数字で答えるんだけど・・・」
これは自分の好みの『ツン:デレの割合』を聞いているんだよ
聞くところによると数字によって応対が変わるらしい。
●あなたの道、割合の受け答え(初級編)
『100:0』⇒「なぜ・・そうも覇道を歩まれるのか・・・」と驚愕され本気で心配される
『99:1』⇒「その心意気素晴らしい」と称賛される
『50:50』⇒この「もぐりがッ」と怒られる
『0:100』⇒「甘えるんじゃねー」と思い切り 頬をぶたれる
だいたいは『70:30』と答えておけばいいらしい。
全然何を言っているのか理解できないが・・・
ツンデーレ教・・・
その宗派は多岐にわたる。
『ツンデーレ』『ケモ耳』『もふもふ』『たわわ』『ヤンデーレ』『おねショタ』『NTR』・・・えーとそれから
彼らは意見や見解の相違の些細な違いも許さず、激しい口論をかわし、それが時には大きな宗教戦争に発展することさえ珍しくない。
自分独自の価値観を許された宗教であり、その多様さを認め合う変わった宗教でもある。
ウツロ「話を聞くだけで、絶対関わり合いになりたくない人々なんだが・・・」
カルロ「バッカ、ウツロ、『関わり合いになりたくないと感じる』からこそ意味があるんだよ。ツンデーレ教は各国に『隠れ教徒』が多いことでも有名でね、ここで買い付けた品はそれは高値で売れるのさ・・・」
ウツロ「・・・」
リスクを顧みず、価値の高い物を仕入れて売ることに命を賭ける・・・
ウチの行商団は・・・すごい人々だったと今になって思う。
へぇ・・・頭を下げることが挨拶なのか