はたく

父について



現在父はどこかの国に単身赴任中らしい。
小学校の頃は近所の公園に遊びに行ったりした。




孝一「・・・俺、壁殴りに行ってくるから先帰ってて」
父「また、母さんに叱られるぞ?」



孝一「・・・う」


父「・・・・父さんは孝一のやりたいようにさせてあげたいとも思うがな・・・」
孝一「・・・俺の味方してくれんの?」




父「・・・・うーん・・・だが、母さんにも逆らえない・・・よって『中立の立場』を取ることにする。」

孝一「それ一番波風立たないポジション・・・」




父「母さんはお前のことを頭ごなしに否定するかもしれない、だが、せめて父さんはよくよく事情を聴いてから否定しようと思う・・・」

孝一(それ結局否定してるじゃん・・・)




さて、お前がみたという壁破壊のことをよくよく思い出して話してみるんだ・・・











父「だが、父さんは中立の立場だからな」
孝一「わかったって」