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ウツロ 引きこもりのスフィール=アウディーネ

引きこもりのスフィール 日常余談・・・ この私、スフィール=アウディーネは、 最近、アレクちゃんから言われた『ある一言』がとても心に刺さっていた。 アレク「スフィって『引きこもり体質』ですよね」 ぶっ 思わず紅茶を吹き出すスフィ スフィ「な・・・…

ウツロ 辺境貴族と恨み言

辺境貴族と恨み言 魔法学校へ行こうか悩んでいる少女の話の続き 少女「どうして、魔法協会のお兄ちゃんはあんなに邪険にされているの?」 お爺さん「・・・お前は賢くなったな」 少女「賢い?」 お爺さん「何かを疑問に思えること、それは『賢い』ってことな…

ウツロ 盾騎士と魔法淑女

盾騎士と魔法淑女 シルドとマリエ 最近、討伐数を稼いでいると話題になっている部隊がある、部隊というかコンビなのだが、通称『盾剣士と魔法淑女』元剣士であったシルドは魔力が少ないことで伸び悩んでいた。そこで剣を捨て盾に専念することで魔力の少なさ…

ウツロ しょげている理由

しょげている理由・・・ ゴーレム討伐後話続き 今回のゴーレム討伐は大仕事だった、エレノールさんも久しぶりに褒めてくれたし、 しかし、俺の心は浮かなかった・・・ ミラが勝手な行動をしたので憤りを感じるとか・・・大人な理由ではなく・・・ あんなに苦…

ウツロ 裏切者には・・・

裏切者には・・・ 魔法協会はどんな者にも寛容だ。 呪われた者、魔力が多すぎて制御できない者、魔力が少ない者、種族も問わない。 そのすべてを等しく巻き込んで組織を形成する。 その『寛容さ』こそが急速に組織を発展させることができた要因だとも言えよ…

ウツロ ゴーレム討伐

ある日のミラスロット 本日のウツロはミラと組んで任務中 ミラスロットーーー!!! 『スカ』の目・・・ ウツロ「・・・」 ミラ「・・・」 てへぺろ みたいな目をしても可愛くないから なんだよ『スカ』の魔法って・・・そんなの準備しとくなよ・・・ ミラ「…

ウツロ 案だし

ウツロ案だし 〇命令されたことだけするのは3流言われたことだけしかやらないウツロと気を利かせるミラミラ「私は違う」ウツロ「余計なことしなくていいからー」 〇優秀なミラ 〇村長さん 仕事は人と人だから〇休日体は動かない シュミレーション 〇別れの…

ウツロ 【行商人編】壁の向こうの壁

【行商人編】壁の向こうの壁 『人生 壁にぶち当たることばかりだ』というけれど・・・ 風切りで枝を切ることができたウツロだったが 周囲の反応は寂しかった。 カルロ「それの何がすごいの?」 まぁここは行商団だから当たり前だけれども・・・ 自分は小躍り…

ウツロ 風切りを当てるのは難しい

風切りを当てるのは難しい 『けふ カザキリ あてること出来にけり 希有なことなれば・・・』 などと古文書に書かれるほどに当て辛いらしい。 というかそんな昔からあったのか『風切り』・・・ 骸骨恐怖症とかと戦いつつ やっとの思いで 枝を切ることが出来た…

ウツロ 自分は社会に必要とされている人間か

存在意義について 黄昏たそがれ時・・・ 魔獣討伐後・・・ ミストクラノスへの帰り道・・・ 日は半分ほど沈み、空は暗くなりかけている。 子供は早く家に帰って、夕食の献立について思いふける頃 ふと思う・・・ 『自分は社会に必要とされている人間か?』 …

魔法協会と辺境貴族

魔法協会と辺境貴族 辺境の村、辺境貴族と魔法協会は仲が悪い。 魔法協会色々なところから恨まれ過ぎだな・・・ホント これには歴史的な経緯がある。30年前、ラグベール王国との大戦時には、辺境貴族は大きな権力を握っており、各貴族はそれぞれの軍隊や魔…

ウツロ 案だし

ミラスロットーーー!!! 『スカ』の目・・・ ウツロ「・・・」 ミラ「・・・」 てへぺろ みたな目をしても可愛くないから つかなんだよ『スカ』の魔法って・・・そんなの準備しとくなよ・・・ ミラ「人間働いてばっかりじゃ息苦しいってことですかね・・・…

シンカ 作戦会議

作戦会議 村にお世話になっているので畑を耕すシンカ 全然疲れないな・・・これも与えられた力というものか 1日目・・ 2日目・・・ 3日目・・・・ 「すごいねぇ・・・こんな広い畑を全部耕すなんて、すごいねぇ」お世話になっている家のお婆さんがめっちゃ褒…

ミレスとミラの過去

手を焼かされた子の思い出 その頃ミレスは・・・ ミレスの決意 私の名前はメルビア=バトスだ。 孤児で行き場のなかった私はアクアローナ様に拾われ、現在まで彼女のお世話をしている。 彼女はよく不遇な子供を見つけては保護している。 私に言わせれば、そ…

ウツロ ご趣味はなんでしょうか?

ご趣味は・・・ 「ご趣味は何でしょうか?」 ミラの突然の問いかけだった。ウツロ「?」 ミラ「やっぱり・・・お互い共通の趣味とか・・欲しいな・・・と」 ・・・まぁいいけど 釣り?・・・いやこれは人に言えないな・・・ じゃあ・・・読書かな・・・ ミラ…

はたく 大海ちゃんと異世界堂

はたく 大海ちゃんと異世界堂 大海は悩んでいた。 少し前に オーミーちゃんからもらった『赤い大きな宝石の首飾り』 あの時の戦闘で助けてもらったお礼のようだったが・・・ ※66話 この宝石どうしよう・・・ 孝一君には・・・ 「え、別にいらないけど」 と…

【行商人編】アンデット騎士団 その2

【行商人編】アンデット騎士団 その2 『思い込み』というものは、時に冷静な判断を狂わせる。 自分を取り巻くあらゆる事象がひとつの事実を指し示す根拠にしか見えなくなり、反論する事象を無意識のうちの消してしまう。 カルロが怪しい砂糖菓子を口にして…

【行商人編】アンデット騎士団

【行商人編】アンデット騎士団 その1 まぁ別に骸骨恐怖症のままでも生活に支障なんてなかったんだけども・・・ 現在、行商団は中継地点の街に駐留中である。 人手のかかる荷卸しの仕事もあらかた片付いた。 ウツロは近くの森を探索する・・・ 「暇があるな…

ウツロ 骸骨恐怖症

【行商人編】骸骨恐怖症 行商団は西へ進む。 たくさんの馬と地鳥と地竜が隊列を組む。 たくさんの騒がしい音、行商団は本当ににぎやかだ。 カルロ「あはは・・・親方、ウツロってばね、骸骨が怖いみたいなんだよ。」 カルロは親方に昨晩の出来事を話す。 あ…

ウツロ 案だし

ウツロが魔法協会剣士になるまでに・・・ 骸骨恐怖症の克服・・・ アンデット騎士団 カルロに幸せを 色々な世界をめぐる イベルコ山脈筋にて・・・ 美味しいワインは・・・ 食をテーマに・・・ 蟲師風 珍品などなどの売買よくわからない物の価値を知っている…

ウツロ 村娘の人生相談

村娘の人生相談 憧れの職業 辺境の村・・・ この地方は曇りが多く陰鬱な空の日が続く・・・ 村人もその空と同様どこか陰鬱で暗かった。 「あの空き家の庭で・・・ボンヤリしている男・・・」 「ああ・・・あれは魔法協会の剣士だな」 「あの眠たそうな顔・・…

ウツロ 案だし

ウツロ 案だし 見たい風景 ゼルダっぽく 異国編 キョウカさんとか出てきて・・・イーガ団とか vsゴーレム 綿密な準備とミラの一撃 涙目ウツロ・・・ ウツロ先輩機嫌直してください。 何でも言うこと聞きますから・・・ 別に機嫌悪くなってないし 傭兵組織…

ウツロ 失恋の記憶

失恋の記憶 キョウカ「ウツロちゃんの噂の彼女の話・・・聞きたいなぁ」 週末の居酒屋にて、 ほろ酔い加減のウツロ・・・ キョウカさんが話を切り出す。 『恋人なんていない』などという やり取りをするが信じてもらえない・・・ 恋人、伴侶なんて・・・贅沢…

ウツロ 案だし

心的外傷(トラウマ) は心の病気であるが、俺はラグベールで骸骨の魔術師と対峙してからというもの 骸骨を見るのが恐ろしかったそれが心的外傷と言えなくもない・・・恥ずかしい話だが 今はその症状は克服しているのだが・・・それは行商人時代のある出来事…

【月江さん編】ピアノのコンクール

【月江さん編】ピアノのコンクール ピアノのコンクール前の一か月はあっという間に過ぎていった・・・ 当日、舞台の上 足はガクガク震えているけれどなんとか堪えた。 (今日は・・・水上が来てるんだ・・・頑張るぞ・・・) 曲は・・・静かに始まった。 静…

ウツロ トウカゲちゃんがウチに来る話

ウツロ トウカゲちゃんがウチに来る話 やめてー恥ずかしい まぁ・・・こんな綺麗な人と・・・ウツロちゃんも隅に置けないなぁこのこの もうそんな深い仲に・・・ はわわわ 早く孫の顔がみたいなぁ・・・なんて 赤面するミラ・・・ ご期待に沿えるよう頑張り…

さまようアンデット 案だし

聖教会のシスター ストレ 私は聖教会のシスター ストレだ。 聖地殉教の旅に出て たまたまこの村に立ち寄った。 そこである冒険者の一団がゴブリンの巣に行ったきり戻ってこないので 様子を見てきて欲しいと言われた。 ああ、なんて面倒な・・・ 村人にいい顔…

黒い化け物

黒い化け物 死ぬのが・・・悲しいから・・・殺す者を殺せ・・・ 目が覚めた・・・ ん・・・ あれ・・・刺されたはずなのになんともない・・・ ここは元の小屋だった・・・ なんださっきのは悪い夢でも見ていたんだな・・・ はぁ・・・良かった。 立ち上がっ…

関節技を教えて欲しいミラ

関節技を教えて欲しいミラ 「関節技!・・・教えて下さいウツロ先輩」 獣人討伐から帰ってきたミラの第一声だった。 抱き付いてくるミラを引きはがす。 ウツロ「そんな技使う必要ないだろうに・・・」 この 魔力おばけ め・・・ 前に聞いたケーリーさんの話…

人里デビュー

認識違い 人里デビュー 人里? 大きな黒猫の示す場所・・・このあたりに人里があるはずなんだけど・・・ 黒い森の枝をかき分けながら進む・・・おお空にうっすら煙が見える・・・誰かがたき火をしているんだ・・・ ヒトがいる・・・よし、第一声は爽やかに・…